02月25日2009年 |
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経済危機でもオーストラリアの昨年のトラクター販売は好調 |
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オーストラリアの新車自動車の販売は不振であるが、農家の人たちは最新の機械や機器にはお金を使っている。 世界的な経済危機に直面しているなかで、信じられないがトラクターの販売台数が1万2,000台に届こうとしている。 正確には1万1,997台である。 ちなみに前年のトラクターの販売台数は1万0,822台であった。 この統計はブリスベンで行なわれた今年のオーストラリア
トラクター・機械協会(TMA:Tractor and Machinery Association of Australia)の会議で明らかになった。
農業アナリストのアラン・カーステン氏は、「短期的ではあるけれど、トラクターの販売見通しは明るい。 みんなは景気後退がいつ来るのかと聞くが、まだ今のところは大丈夫と思う。 しかし、トラクターの販売台数が農業の健全性を図るバロメーターの役目を維持するのは困難である。 60馬力以下のトラクターは過去3-4年間でよく使用されているが、農家のライフスタイル市場の影響を大きく受けて、販売減少傾向にある」と話した。 (Source:
Stock & Land, 23/02/09 "Tractor sales defy downturn")
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02月25日2009年 |
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世界で初めてマロン(ザリガニ)の養殖 − 西オーストラリア州 |
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西オーストラリア州の企業が、州南西部の石炭の廃坑を利用して、世界で初めて淡水の大型ザリガニのマロン(Marron:
Cherax tenuimanus)の養殖を行なう。 この養殖プロジェクトは先週Collie地区で、同州政府のトロイ・バスウェル商業相の立会いの下で開始された。 同相は、「このプロジェクトには先に3つの成功があった。 第一に、環境的なことで、廃坑の中の水がきれいになった。 これは世界の資源部門の問題解決の助けとなる。 第二は、このプロジェクトがフル稼働すれば、養殖によるCollie地区での経済効果が期待される。 最後に養殖の訓練を受ける機会ができ、技術の継承や開発が出来るようになる」と話した。 西オーストラリア州養殖カウンシルのダン・マチン氏は、「年間30万匹のマロンの養殖を計画している。 土地と水があると聞いたとき、我々が良く知っているマロンの養殖が出来るのではないかと考えた。 科学的な調査はすでに終え、これからは実行するのみである」と語った。 (Source:
ABC, 23/02/09 "World first marron farm") |
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02月25日2009年 |
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森林火災によりワイン用ブドウに被害 − ビクトリア州 |
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ビクトリア州Gippsland地域のワイン用ブドウ生産者のサム・ダーダ氏は、「ブドウの50%は熱によりすでに失った。 Labertouche地区にあるブドウ園は煙害による被害を受けているかもしれない。 今のところ50%のブドウが被害に遭っているが、日ごとにその被害が増えている」と語った。 これはひとつ生産者の報告であるが、Lake
Glenmaggie地区やNorth West of Sale地区の生産者は状況が少し違う。 トニー・ドウキンス氏は、「森林火災による黒い雨で、ワインの生産シーズンは終了することになるかもしれない。 森林火災による灰と泥が混ざった雨が、ブドウだけでなくすべてに降りかかり、ものすごかった」と話した。 (Source:
ABC, 18/02/09 "Smoked grapes")
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02月25日2009年 |
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洪水により10万頭の牛が死亡 ー クイーンズランド州 |
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クイーンズランド州北部のカーペンタリア湾の牧畜業者は、「今回の記録的な洪水による被害の全容は明らかになりつつあるが、特に家畜の被害は甚大である」と話した。 連邦政府と州政府は300万ドルをかけて、Croydon-Normanton
地区で孤立している牧場に飼料を空輸すると発表した。 今回の洪水で10万頭以上の牛が死亡したとの報告がある。
Georgetown地区の牧畜業者のジョン・ベセル氏は、「今は雨季で多くの資産が破壊された。 今回の被害は大きく、カーペンタリア湾沿岸の歴史で最悪となるであろう。 7週間前にFlinders川とCloncurry川が氾濫し、先週も雨が降り、あと3週間はこの洪水が続く見込みで、合計10-11週間洪水に見舞われることになる」と話した。 (Source:
ABC, 18/02/09 "Farmers fear 100,000 cattle dead in Gulf floods")
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02月25日2009年 |
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鶏肉業界大手企業による競合他社の買収計画に反対−豪消費者委 |
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オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は、Baiada Poultry社による
Bartter Enterprises社(Stegglesブランド)の買収計画に反対している。
同委員会のグラエム・サミュエル会長は、「Bartter Enterprises社の買収は、鶏肉市場において自由競争が大きく妨げられる。 買収計画に反対することは、消費者、同業他社、にわとりの生産者の意見を聞いて判断した」と語った。
ACCCが調査した情報では、Baiada Poultry社、Bartter Enterprises社、Ingham社の3社がオーストラリア鶏肉市場のマーケット・シェアーの大半を占めており、それぞれが僅差で競争している。 ACCCは、「この買収により、小規模の鶏肉生産者の事業拡大に大きな障壁ができ、鶏肉業界の自由競争が大きく阻害され、ファーストフード
レストランや一般消費者への販売価格に影響がでる」と指摘した。 (Source:
Stock & Land, 12/02/09 "ACCC opposes Bartter chicken acquisition")
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02月25日2009年 |
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ミナミマグロが大漁、最高のシーズンに − 南オーストラリア州 |
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南オーストラリア州のマグロ業界は、今シーズン19万匹のミナミマグロを水揚げし、今までで最高のシーズンのひとつであるとしている。 マグロ船オーナー協会のブライアン・ジェフリー会長は、「獲り過ぎを防ぐために、日本の漁獲割当量が削減されたことにより、オーストラリア沿岸沖のミナミマグロが増えた。 漁獲量も増えているが、品質も良い。 私の経験上、過去22年間で最高のシーズンで、サイズ、品質、漁獲量ともに申し分ない」と話した。 (Source:
ABC, 18/02/09 "Top tuna catch in SA")
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02月18日2009年 |
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スクラップ・メタルの輸出価格が急落 |
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世界的な経済危機で主要輸出先国の中国やインドが影響を受け、オーストラリアのスクラップ・メタルの輸出価格がこの数ヶ月で50%まで急落している。
オーストラリア金属リサイクル業者協会(Australian Metal Recyclers Industry Association)のポール・ライアン氏は、「オーストラリアのリサイクル業者は海外バイヤーへの多額の売掛金が残っており、短期的に厳しい状態にある。 中国の貿易業者の一部には資金がないところもあり、オーストラリアのリサイクル業者の死活問題となっている。 回収する金額は小額ではなく、何十万ドルと言う金額である」と話した。
一方、Australian Scrap Metal Recycling社のトニー・ドノバン氏は、「輸出価格は下がっているが、依然大量に輸出しており、白物家電、車、フェンス、屋根、金属製品など色々なスクラップを輸出している」と話す。 (Source:
ABC, 09/02/09 "Scrap metal industry a victim of global economic crisis")
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02月18日2009年 |
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州政府の更なるロブスター漁師への漁獲規制−西オーストラリア州 |
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西オーストラリア州政府は、ロブスター漁師に対し更なる漁業規制を発表した。
ノーマン・ムーア漁業相は国営放送局ABCに対し「最近の調査で、西オーストラリア州沿岸には思ったより少ないロブスターの幼生が確認された。 これは今後3−4年間の漁獲量が6,000トンを切るような非常に厳しい状況になるという証拠である。 よって新しい漁獲規制を導入することになった。 残念ながら、今年の漁獲量は我々が思っていた以上に獲れ、これが返って将来の漁獲量に大きな影響を及ぼすことになる。 3月1日から、日曜日の禁漁に加えて、土曜日と月曜日も禁漁にする。 そして更に15%の漁獲量の削減を行なう。 メスのロブスターの最高法定漁獲サイズ(全長でなく頭の部分で計測)を漁場のAゾーンとBゾーンでは10ミリ短くし、最低法定漁獲サイズ(同)をCゾーンでは長くして77ミリにする」と話した。
Geraldton地区のロブスター漁師のピーター・バートン氏は、「今後これ以上の規制が発表される気がする、不満であるが。 漁業相は2週間前に最初の15%の漁獲量削減は功を奏しなかったと話していて、今回はまた漁獲量の削減、禁漁日の追加、サイズの変更を導入した」と非難した。 バートン氏は、今年始めの漁獲量の制限について、西オーストラリア州政府を相手取って訴訟を起こしている。 (Source: ABC, 13/02/09 "Cray fishermen face more
restrictions")
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02月18日2009年 |
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豪州最大の牛肉生産者が3,870万ドルの大幅赤字 |
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オーストラリア最大の牛肉業者Australian Agricultural Co社は、2008年度で3,870万ドルの赤字を計上。 理由は干ばつと会計上の2,490万ドルの非資金修正としている。
同社のスティーブン・トムスCEOは、「近年で最悪の年であったことは疑いの余地はなく、ひどい干ばつ、生産コスト高、競争力の無い豪ドル、世界的な金融危機に対処せざる終えなかった。 今のところ今年は、昨年以上に我々の牧場に雨が降っており、今年は黒字になると予想している」と話した。 (Source:
Business Spectator, 12/02/2009, "Big Loss for big meat company") |
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02月18日2009年 |
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日本のバイヤーが新しい豪産麺用小麦品種に割り増し価格 |
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日本の製麺業者は、西オーストラリア州の小麦生産者が新しい品種の小麦を栽培するのを奨励するために、資金的に協力する。 オーストラリア産の麺用小麦品種である「Calingiri」は、農家にとって栽培が容易なことから、長年麺用小麦品種のなかでも主流であった。 しかし、日本市場で要求される色と歯ごたえは欠けていた。
GrainPool社のマーケティング・マネージャーのジョシュ・ロバーツ氏は、製粉業者や製麺業者を訪れていた日本から帰ったばかりで、「日本のバイヤーは、オーストラリアの農家が新しい麺用小麦品種である「Binnu」と「Fortune」などを栽培する為に、価格が高くなることは理解している。 「Binnu」が$10、「Fortune」が$13価格が高くなることには、すべての日本のバイヤーは問題はない」と話した。 (Source:
ABC, 12/02/09m"Demand for oodles of noodles")
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02月18日2009年 |
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チアシード・オイルの需要が高まる − 西オーストラリア州 |
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昨年下期に販売が不振になったあと、あまり知られていないチアシード・オイルの需要が今になって高まってきている。 西オーストラリア州北部のOrd
Valley地区は、世界最大のチア(Chia)の生産地で、オーストラリアではチアはそこでしか栽培されていない。 Ord
Valley地区は昨年約750トンのチアの種を生産したが、特にアメリカを直撃した世界的な金融危機により、需要が落ちていた。
Chia Company社のジョン・フォス取締役は、「需要は回復しつつあり、ヨーロッパの規制が間もなく解禁になるのを望んでいる。 我々のチアに非常に興味を持ってくれているのにもかかわらず、ヨーロッパ市場は我々にとって非常に失望している市場である。 ヨーロッパ市場は、適切な認可が下りるまで、チアを食品として消費することを禁止しており、我々のチアの輸入を規制している。 しかし、ここにきてヨーロッパ市場に参入できる可能性が出てきた」と話す。 (Source:
ABC, 13/02/09 "Oil seed demand on the rise")
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02月18日2009年 |
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1月の新車自動車販売は低調なスタート − ニュージーランド |
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景気減速が引き続き1月のニュージーランドの新車自動車販売に影響し、前年割れとなった。 新車乗用車の登録件数が5,296件となり、12月よりは若干増えた。 新車商用車の登録件数は1,212件であった。
1月のメーカー別のマーケットシェアーは、トヨタが20%弱で1位となり、フォード、ホールデンと続く。 車種別では、トヨタ”カローラ”で535台、2位はホールデン”コモドア”で474台、3位はフォード”フォーカス”389台であった。
ニュージーランド自動車協会(MIA)のぺりー・カーCEOは、「新車自動車業界は、ほかの輸入業界と同様に、ニュージーランド・ドル安の影響を受けている。 すでに多くのMIA会員は自動車価格の値上げを発表しており、その他の会員も追従することになる。 新車マーケットが落ち込んでいるので、もし、新車の購入を検討している人がもう少し価格が下がるのを待っているのであれば、それは間違いで、今が新車の買い時である」と話した。 (Source:
MIA, 04/02/09 "Slow Start for New Vehicle Sales")
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02月11日2009年 |
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洪水により牛肉産業とサトウキビ産業が被害−クイーンズランド州 |
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クイーンズランド州の3分の2の地域に被害を与えた広域的な洪水によって、同州の牛肉産業とサトウキビ産業は今年大幅な損失を計上することになる。 農家は牛にエサを与えることが出来ず、多くの牛が飢えたままになっている。
同州政府第一次産業・漁業省のトニー・レイナー氏は、「動物たちの健康が飼い主にとって第一の責任である。 何千頭もの死んだ、または飢えている牛がGulf地域で報告されている。 またBurdekin地域のサトウキビ生産者は、今年の収穫量が20%減ると予想している。 (Source:
Australian, 06/02/2009 "Beef and sugar hit by floods") |
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02月11日2009年 |
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コカコーラ豪子会社の買収を断念−キリン・ホールディングス |
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コカコーラ・アマティル(CCA)のアメリカの親会社が、70億ドルによるCCA買収提案を拒否したことから、驚きと失望に満ちたライオン・ネーサン(Lion
Nathan)社は、CCAの買収協議を打ち切ることとなった。
清涼飲料メーカーのCCAは声明で、「親会社であるコカコーラ・カンパニー(TCCC)社が、ライオン・ネーサン社の主要株主であるキリン・ホールディングスとのCCA買収協議を打ち切った。 買収提案の条件ではTCCCによる買収協力が不可欠となっており、CCAの役員はこれにより買収交渉は打ち切られた」としている。 買収提案は昨年11月7日に行なわれた。 当初CCAは関係資料が乏しいとして買収提案を拒否していた。 買収提案では、TCCCが保有する30%のCCA株をライオン・ネーサン社に売却することを求めている。
ライオン・ネーサン社のロブ・マレー社長は、「CCAの役員会が、買収価格を30%上乗せするなどの買収条件の見直しを株主に説得できなかったことに失望している。 今回のCCAの買収提案は、オーストラリアやアジアではほとんど同意が得られているのに、TCCCが3ヶ月で交渉を打ち切ったことに驚いている。 我々はいつも今回の買収は敵対的なものではないと言っている。 今後関係するすべての当事者が、CCAの事業の成長を真剣に考えることがなければ、我々はこれ以上努力する用意はない。 このような状況では買収は断念し、我々は株主の為に税引き後10-16%の利益を出すことに焦点を当てる」と話した。
オーストラリア市場でTCCCとCCAと競合しているキリン・ホールディングスは、ジュース会社のBerri社、牛乳・乳製品の生産者グループのNational
Foods とDairy Farmersの主要株主である。 (Source: SMH/AAP, 08/02/09, "C-C
Amatil, Lion abandon takeover talks")
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02月11日2009年 |
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干ばつで湖が干上がりウナギ漁師が苦悩 − ビクトリア州 |
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ウナギ漁師たちは、ビクトリア州西部の湖が干上がってしまい、ビジネスが行き詰ているとしている。 ビクトリア州最大のウナギの生息地であるコラク湖(Lake
Colac )とボラク湖(Lake Bolac)がカラになってしまっている。
ビクトリア州ウナギ漁師協会(Victorian Commercial Eel Fisherman's Association)のビル・アレン会長は、「おそらくウナギは、生き残るために湖底の中に身を隠しているのであろう。 乾燥した気候はウナギの漁獲量をほとんど皆無にしてしまった。 干ばつ前のビクトリア州のウナギ漁獲量は約450トンであったが、今は40トンに減ってしまった。 今の状況はまさしく試練の時である。 我々の顧客はもちろんウナギを欲しがっているが、我々は今が正念場である」と話した。 (Source:
ABC, 06/02/09 "Eel fishermen struggle as lakes dry up")
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02月11日2009年 |
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アデレード工場を2週間操業停止 − 豪ブリジストン社 |
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オーストラリア製造業労働者組合(AMWU)は、ブリジストン社のアデレードにある工場が2週間操業停止になるのに伴い、その間の従業員の収入の確保を望んでいる。 大手タイヤメーカーの同社は、世界的な経済減速により増加している在庫を削減するために、4月14日から27日までアデレードのサリスブリー工場を閉鎖する。 これにより約600人の従業員が影響を受ける。
AMWUのコリン・フェニー氏は、「すべての従業員が、工場閉鎖の間の2週間をカバーする有給休暇が残っているかは定かでない。 みんなが十分な有給休暇を残していることを望んでいるが、今誰が残っているか、誰が残っていないかを調べている。 従業員にとって有給休暇が工場閉鎖の間の収入源となる。 ブリジストン社はすでに、1日のタイヤ生産数を2,000個減らして7,000個にしている。 金融危機によって、消費者が新しいタイヤを購入するのが後回しとなり、購入する際にも品質より、価格を重視する傾向がある」と話した。 (Source:
ABC, 06/02/09 "Bridgestone shutdown worries union")
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02月11日2009年 |
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ハーヴィー・ビーフが事業を見直し − 西オーストラリア州 |
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西オーストラリア州最大の牛肉加工会社のハーヴィー・ビーフ(Harvey Beef)が、世界的な金融危機の影響もあり、全面的な事業の見直しを行なう。 同社は2007年後半にマイケル・ラマトニ氏を最高経営責任者に指名したが、現在はその任を解かれ、今後会社の再構築に関与していく。 同社は最近、在庫を減らすために9日間操業を停止している。
同社のダニカ・ムリンス広報担当は、「クイーンズランド州にある姉妹会社のキルコイ・パストラル社のマネージャーたちが事業の見直しを行なう。 見直しには聖域はなく、2週間から4週間かかるかもしれない。 この事業の見直しで、ハーヴィー・ビーフがひとり立ちできるようにする」と話したが、今回の見直しで人員削減があるのかには言及しなかった。 (Source:
ABC, 04/02/09 "More uncertainty over Harvey Beef Abattoir future")
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02月11日2009年 |
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オーストラリアの1月の新車自動車販売台数が18.5%減少 |
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1月のオーストラリアの新車自動車販売台数は、引き続き世界的な金融危機の影響を受けて下落している。 しかし、自動車業界は政府の景気対策に期待を寄せている。 連邦自動車産業会議所(FCAI)が発表した統計によると、乗用車、SUV、商用車を含めた1月の新車販売台数は6万7,079台となり、前年同月と比べて18.5% (1万5,191台)減少した。
FCAIのアンドリュウ・マッケラーCEOは、「今回の販売結果は、オーストラリア経済が世界的な金融危機の影響を幅広く受けおり、驚くような数字ではなかった。 オーストラリアの新車自動車販売は、ほかの多くの国々と比べて、よく持ちこたえている方である。 自動車業界は最近の金利の引き下げや、連邦政府の景気刺激策に今後の販売増加を期待している。 マーケットは非常に厳しいが、また同時に多くの機会もある。 現在の低金利によって、人々は新車の購買を躊躇することはなくなる。 これは大きな節約となり、企業は検討すべきである」と話した。
1月のメーカー別の販売台数の1位はトヨタで1万3,427台(マーケット・シェアー20%)、2位はホールデンで8,762台
(同13.1%)、マツダが3位で 6,532台(同9.7%)となっている。 (Source: FCAI,
04/02/09 "New car market down 18.5% in January"
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02月04日2009年 |
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豪ドル安で生産者価格が上昇し、輸入業者にプレッシャー |
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オーストラリア・ドルの下落による輸入業者に対するプレッシャーが高まってきた。 製造業者が生産の最終段階で使用する輸入商品の価格が、昨年10-12月期で15%上昇したことが分かった。 しかし、全体的な生産者価格指数は同期で1.3%上昇している。
AMPキャピタル・インベスターズ社のチーフエコノミストのシェーン・オリバー氏は、「今回の数字は、エコノミストが予想していた以上であった。 国内の生産者価格はすこし下がっているが、輸入商品のコストが今回の上昇の原因である。 特に機械・設備、電気機器、さまざまな製造品目の価格の上昇が生産者価格を引き上げている」と話した。 (Source:
ABC, 27/01/09 "Importers feeling pressure of lower dollar")
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02月04日2009年 |
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熱波でワイン用ブドウが減産−南オーストラリア州、ビクトリア州 |
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最近の南オーストラリア州とビクトリア州での熱波で、ワイン用のブドウの収穫量が20%減少する見込みである。 この熱波により最も影響を受けたのは、南オーストラリア州のRiverland地域、ビクトリア州のニューサウスウェールズ州にまたがるMurray
Valley、ニューサウスウェールズ州のRiverina地域となった。 南オーストラリア州のMcLaren
Vale地区も被害を受け、生産者は時期を早めて収穫を開始した。
ワインメーカーのAustralian Vintage社は、「今回の熱波で、1億2,000万ドルの資産と在庫の評価損を計上することになる。 しかし、ワイン業界全体としては通常より30%以上のワインを生産するようになる」と話した。 (Source:
AFR, 03/02/09 "Heat cuts into wine grape oversupply") |
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02月04日2009年 |
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ロブスターの漁獲規制は苦痛だが必要不可欠−西オーストラリア州 |
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ロブスター漁師たちは、今年のさらなるロブスター漁獲制限は非常に苦しいが、必要不可欠であるとしている。 西オーストラリア州政府ノーマン・ムーア漁業相は、「ロブスターの漁場であるKalbarri北部のBig
Bankは、今年も漁を禁止する」と発表した。 この発表は、ロブスターの幼生が記録的に減少しているとして、すでに今シーズンの漁獲制限が決まった後に行なわれた。
ジェラルトン漁師協会(Geraldton Professional Fishers Association)のアンソニー・ピロティナ会長は、「漁獲規制はロブスター産業を守るために必要である。 ムーア漁業相はロブスターを出来るだけ海に残して生息数を増やそうとする計画で、私はムーア漁業相の決定を基本的に支持する。 今後6-12ヶ月間に我々にとっては厳しいことが起こる。 しかし、このままでは2-3年後にはロブスターの漁獲量が激減することは漁師全員が理解しており、すべてを漁獲せず、一部を残して残しておかなけらばならない」と話した。 (Source:
ABC, 31/01/09 "Rock lobster restrictions 'painful but necessary")
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02月04日2009年 |
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日本の景気後退がオーストラリアの林業に影響 − ビクトリア州 |
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日本からのオーストラリア産木材チップへの需要が低下し、ビクトリア州ポートランドから出荷する船積み荷が昨年11月から4回キャンセルとなった。 森林事業投資会社Great
Southern 社のトニー・プライス マーケティング・マネージャーは、「我々は短期的な落ち込みに直面している。 市場の需要が低いが、それは脅威ではない。 乗馬でも上がったり下がったりする揺れがあっても、しっかりと馬を制御しなければならない」と語った。
しかし、ポートランド港湾公社のスコット・パターソンCEOは、今年は厳しい年となることを覚悟しなければならないと話した。 (Source:
Warrnambool Standard, 28/01/2009 "Forestry feels impact of Japanese
recession") |
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02月04日2009年 |
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世界的な景気後退により、豪産牛皮革やラムスキンの価格が暴落 |
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世界的な信用収縮(Credit Crunch:貸し渋りや貸金回収など)により、皮革などの牛の副産物の価格が劇的に下落している。
メルボルン東部Warragulにある食肉処理場のロブ・ラッドフォード氏は、「私はこの業界に30年間いるが、このような低い価格は経験したことがない。 皮革だけでなく、ラムスキン、食肉、獣脂(石鹸、ろうそくの原料)の価格も海外市場の影響を受けている。 昨年の今頃の皮革の値段は$50か$60で取引されていたのが、今は$12か$15となっており、関係者に大きな影響が出ていることが分かる」と話した。 (Source:
ABC, 29/01/09 "Skins and hides going cheaply")
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02月04日2009年 |
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昨年度のタスマニア州の輸出額が下落 |
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タスマニア州がオーストラリアで唯一、昨年度の輸出額が記録的に減少した州となった。 これは商品価格が下落したことによる。
最近、連邦政府外務貿易省(Department of Foreign Affairs and Trade)が発表した統計によると、タスマニア州の昨年度(7月2007年-6月2008年)の貿易額が前年度より1.1%減少している。 輸出量は1.2%増加したが、商品価格が2.8%下落した。
タスマニア州の主要輸出品目は亜鉛、アルミニュム、木材チップ、甲殻類、牛肉で、..全輸出量の60%は日本、韓国、香港、台湾、中国向けである。 オーストラリアで最大の輸出量があるのは西オーストラリア州で輸出額が736億ドルで、その次はニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州と続く。 (Source:
ABC, 29/02/09 "Lower prices see export value drop")
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